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山で珈琲を飲む はじめの一歩 チェック編 始め方

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 今回は前回の行程についてのチェック編です。 実は一番大切な項目です。 確りとチェックしていきましょう。 何をチェックするのかと言うと大まかに4つです。 ・時間について ・体力について ・用具について ・行動中に気になった(不具合、問題)点について 始めに時間について。 計画に対して実績はどうでしたか? 早かった遅かったがあると思います。 今後、登山をするにあたり、コースタイムと言う時間の基準を元に行動計画をたてる事になります。 このコースタイムに対して実際にかかった時間と比べます。 それによりコースタイムより早かった遅かったが分かります。 早い分には問題はないのですが、遅い場合はコースタイムで計画をたてることが出来ませんので、コースタイムに自分の係数を加える必要があります。 例えばコースタイムが60分の所、90分かかった場合はコースタイムを1.5を掛けた時間が自分のコースタイムになります。 なので、今後はコースタイムを1.5倍した数値で計画をたてる事になります。 ちなみにGoogle Mapに表示される時間は時速4.8キロで計算されている様です。 街中では信号がありますので、意識して早く歩かないと達成できない速さです。 Google Mapの表示時間を1.2倍した時間が時速4キロ位ですので、この時間をコースタイムとして比べてみてください。 早い方が良いですが、遅くとも問題はありません。自分がコースタイムの基準よりどうなのかが重要です。 しっかりと自分の実力を把握しておきましょう。 次は体力についてです。 これは前の時間と関係性があります。 行程が平地で、行きも帰りもほぼ同じ時間になっている場合は特に問題はありません。 帰りに疲れてきていると帰りの時間が長くなっている場合は注意が必要です。 行程の計画は一番遅いタイムを基準にしましょう。 例えば行きはコースタイム通りで、帰りがコースタイムの1.3倍だとしたら、次の行程は行き帰り関係なく、すべてのコースタイムに1.3倍して計画をたてましょう。 その方がより安全につながります。 上記の様にある程度は客観的に数値化出来ます。 次は用具についてです。 特に使って不自由がなかったか。 問題があれば改善してみましょう。 コース、季節、天候、体調など色々な事が複雑に絡んでくるかと思います。 今回はベストだったが、次の時はいまいちだ

山で珈琲を飲む はじめの一歩 実践編 始め方

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 いよいよ実践ですね。 当日の天気はどうでしょうか? 出発から数時間の天気予報を確認してみましょう。 例えば気象庁の天気分布予報で確認できます。 1つのメッシュが5キロ四方ですので行動範囲からも丁度よいかと思います。 また、3時間単位の予報ですので行動時間からも適切かと思いますので参考にしてみてください。 気象庁 天気分布予報説明ページ 天気が悪い時には中止を検討して下さい。 装備もまだ十分ではありません。 天気に問題がなければ出発しましょう。 別に気負う事はありません。 いつもの散歩位の感覚で歩きます。 特に歩きなれていない方はゆっくり歩きましょう。 どうでしょうか?体調に変化はありますか? 登山は自身の状態を分析して対応していくアクティビティです。 今から練習して自身の状態把握が出来る様になりましょう。 ・心拍数はどうか(息があがっていないか) ・足の状態はどうか(靴と足がマッチしているか) ・水分の摂取は適正か(適度に給水しているか) ・体温はどうか(寒い、暑い) 等々、まだまだ沢山ありますが今回は上記の点に注目してみましょう。 例えば ・心臓がドキドキしているなら少しスピードを遅くしましょう。 ・足に違和感があるのならば靴ひもを調整してみましょう。 ・喉が乾く前に水分を心掛けましょう。 ・寒いなら着込む、暑いなら薄着になる。 どうでしょうか?無事に解決出来ましたか? 完璧でなくとも多少改善されているならば、対応は間違えていません。 もっと快適になる様に色々と工夫して下さい。 もし、改善出来なかった問題は道中でメモをとっておくとよいでしょう。 後回しにすると忘れてしまうものです。 道中なんだかんだやっていると気が付けば目的地についているかと思います。 ゆっくり休憩してください。 お楽しみの珈琲の味はどうでしょうか? やっぱり良いロケーションで飲む珈琲は美味しいですね。 ご飯、おやつも摂取して帰路につきましょう。 行きと同じように、帰りも自分の身体に耳を傾けながら進みましょう。 さて、はじめての散歩はどうでしたか? お疲れ様でした。 日頃運動しない方は疲れてしまっていませんか? ゆっくり休んでくださいね。 次回はチェック編です。 登山・キャンプランキング

山で珈琲を飲む はじめの一歩 準備編 始め方

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 前回、計画した行程に必要な物を準備しましょう。 服装 ・動きやすい服装 靴 ・運動靴 鞄 ・ザック 特に買い足す必要はないです。 今、持っている用具で十分です。 もし適当な物が見つからない場合は、登山でも使える品物を検討して下さい。(後日、別途記事にする予定) あったら良いもの ・折り畳み傘(雨具) ・メモ帳、ペン ・水筒 ・帽子、手袋 ・防寒具 ・モバイルバッテリー 往復2時間です。途中で天気が変わるかもしれません。 雨具は念のため持参しましょう。 メモは時間を記録したり、気が付いた事を書き込んでおきましょう。 記録をとることで今回の行程の振り返りができます。 次回の課題が明確になるでしょう。 暑いときは冷たい飲み物、寒いときは温かい飲み物を水筒に入れておくと良いでしょう。 帽子、手袋も同じ理由です。 目的地で飲む飲料も忘れずに購入しましょう。 甘いおやつ、おにぎり等も必要に応じて準備しましょう。 では、次は実践編です。 登山・キャンプランキング

山で珈琲を飲む はじめの一歩 計画編 始め方

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 それでは、必要な用具を揃えて山に向かいましょう。 コーヒー用具を一式 登山用具を一式 はっきり言ってハードルが高いです。 なので、はじめてはちょっと散歩をして珈琲を飲むという事を目的にしてみませんか? 近くの公園や河川敷、意外にもベンチのある広場は気がつかないだけで結構あります。 でも、そんな人目があるところでコーヒーを淹れていたら注目されて恥ずかしいですよね。 なので、今回は缶コーヒーかペットボトルのコーヒー飲料を持って行きましょう。 これならば少し休憩している様にしか見えませんね。 それでは目的地を決めましょう。 目的地を決めずにふらりと散歩も楽しいですが、最終的な目標は山で珈琲を飲むことです。 登山で計画をたてる練習になりますので、ここは目的地を事前に決めてみましょう。 登山では一般的に1時間に1回休憩を入れる事が多いです。 今回はトレーニングも兼ねて1時間ウォーキングを頑張ってみましょう。 人が歩く速度は1時間に4キロ程度ですので、目的地は4キロ程度の所が良いでしょう。 4キロ程度に適当な場所がなければ近場でも構いません。 回り道をして4キロ程に調整してください。 体力に自信がない方は半分の2キロで考えて下さい。 目的地が決まりましたので次は飲み物を決めましょう。 やはりここはお気に入りのコーヒー飲料を。 特にお気に入りが無いようでしたら、甘いカフェオレはいかがでしょうか? エネルギーを補給できるので、日頃あまり運動されていない方にオススメです。 ちょっと高級な商品で特別感をだしてみるのも良いですね。 目的地へ向かう途中で購入しても構いませんが、やはり最終目標への訓練と考えると、事前に準備しておく方が良いかと思います。 それでは次回は準備に取りかかりましょう。 登山・キャンプランキング にほんブログ村

山と珈琲と私

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とある山。 まだ薄暗い中、登山口へと歩き出す。 登山口からはそこそこの登り。階段状に綺麗に整備された登山道。 有り難いが、強制的に足の上がりが決まる。 日頃の不摂生により、体が重くなった私には堪える。 淡々と雑木林を折り返しながら進む。 振り返ると眼下に湖が見える。 薄曇りで日の光が届かず、どんよりとして重苦しい。 重苦しいのは私の体と同じだ。 そこから見える山々は薄い雪化粧。 足元にも雪が散見される様になってきた。 山頂の積雪を心配するが、冬靴なので特に問題はないだろう。 少し開けた所にある送電線の鉄塔を横切る。 体が温まってきたのでアウターのジッパーを下げる。 少し歩くと左手にあずまや。雲が抜け日が差し込んで来た。 アウターを脱ぎ水分を補給する。 ここから尾根歩き。ゆったりと山頂を目指し登る。 時折、強い風が抜ける。登りで発熱している体に心地よい。 左手下に先程とは異なる湖が見えた。風で揺れた湖面が日差しによりきらめく。 すぐに山頂手前のあずまやが見えた。 手前のベンチに先客。手のひらサイズの雪だるま。 少しお邪魔させて頂きます。 360°ぐるっと見回す。 近隣から遠方の山々まで綺麗に見える。 化粧の濃さは違えど、皆様どちらも雪化粧。 眼下には3つの湖。一つは朝方見たどんよりとした湖が今は見違えるほど光り輝いている。 風が強い。体温が奪われる前にアウターを着る。 寒いので早々に食事に取り掛かる。簡単にカップラーメンで済ます。 さて、お待ちかねの珈琲。 モンベルの防水バッグに入れたポーラテックのコーヒーミルを取り出す。 コーヒー豆は事前にコーヒーミルにセットしてある。 ハンドルを付け回す。ゴリゴリと心地よい振動が手に伝わる。 スノーピークのチタンマグ300にカリタ101プラスティックドリッパーをセット。 ジップロックから濾紙を取り出し手早く折りドリッパーへセット。 風に気を使いながら、ドリッパーに挽いた豆を投入。 ここで漸くコーヒーが香る。落ち着く香りだ。 軽くドリッパーを叩きコーヒー粉を平らに。 サーモスから注ぎ口があるコッヘルへ湯を移し、コッヘルからドリッパーに細く湯を注ぐ。 気温が低いので蒸らしを少し長く。 顔を上げコーヒーの香りを感じながら景色を眺める。 ゆっくり丁寧に抽出。 。 。。 。。。 珈琲が入りました。 冷めないうちに頂きましょう。 はじめまして