花粉症の登山家へ告ぐ 山登りの花粉対策 ちょっとしたコツで楽になります。

花粉症には辛い季節になりました。

特に今年は酷いですね。

花粉症歴40年の私が対策している内容をお知らせ致します。

新しい方法なども自身で検証して良い結果が得られたものを取り入れています。

症状は各個人で異なるとは思いますが、ひとつの参考になれば幸いです。

先ずは日常的な対策について。

・飲み薬

第2世代と言われる抗ヒスタミン薬を基本にしています。

市販薬で言うとアレグラですね。

私は貧乏登山家ですのでアレルビを使っています。

市販薬ですので病院に行く手間も無く、値段も安くておすすめです。

出来れば花粉の飛散が始まる前から飲んでおくと、症状をかなり押さえられます。

私はかなり酷い方なので2月には花粉症で頭が重くボーッとしてきますので、早めに薬を飲み始めています。

2週間程、継続して飲むと効果が高まると言われています。

勿論、症状が出てから飲んでも即効性の効果がありますので諦めずに飲んで下さい。

基本的には上記のアレルビを主体にしていますが、特に次の様な日は薬を変えています。

寝不足、疲労、飲酒などで症状が酷い日は、第1世代の抗ヒスタミン薬を飲んでいます。

商品名で言うとストナリニSです。

ガツンと効きますが、眠気や喉奥の違和感が出ます。

なので私は夜にだけ飲む様にしています。

軽い睡眠薬代わりにもなるので、症状が辛い時に飲むと、睡眠も十分に取ることが出来、次の日の体調も良くなります。

症状の辛さと薬の副作用を天秤にかけて第1世代の薬を飲むか検討すると良いかと思います。

症状が軽めの方は飲み薬のみで対応出来るかと思いますので一番お手軽かと思います。

アレルビ

ストナリニS


・目薬

私は目の痒みを止める為に使います。

花粉症の目薬にはいくつかの成分があります。

簡単に分類すると

 痒み止め

 抗ヒスタミン

 抗炎症

があります。

その他にも角膜保護なと色々とありますが割愛します。

私の使用目的は痒みを止める事ですので、最低でも痒み止めと抗ヒスタミンが入っている目薬が良いです。

安価な目薬は痒み止めだけなので、使用直後は効果があるのですが、根本のヒスタミンを抑えていないので、また痒みがぶり返してきます。

なので抗ヒスタミンが必要になってきます。

基本的には価格が高くなると含まれる成分も多く、効果も強くなる傾向です。

良く効く目薬だと使用回数も減りますので、目薬はハイグレードな品物を毎年買っています。

今年はアルガードのクリニカルショットを使用し、効果はとても良いです。

アルガード クリニカルショット マイルド


・点鼻薬

毎年、症状の出方によって運用を変えています。

今年は酷いのでステロイド点鼻薬を使っています。

商品名で言うとパブロン鼻炎アタックJLです。

朝晩2回、症状が出ていなくても毎日使います。

これらステロイド点鼻薬は使い続けると効果が出てきます。

酷い時にだけ使っていてもあまり効果が出ませんので注意して下さい。

ちなみに花粉の飛散が少ない年はステロイド点鼻薬は使いません。

症状が酷い時にだけ、血管収縮剤を使います。

いわゆるナザールですね。

ナザールも種類があるのですが、ここで言っているのはナザールスプレー。

ちなみにナザールαAR0.1%は上記で紹介したステロイド点鼻薬です。

こちらもおすすめですが、価格が少し高いですね。

特に酷い日だけ使用します。

常用するとナザール鼻炎になりますので、ここぞと言うときだけの使用にしてくださいね。

パブロン鼻炎アタックJL

ナザール(血管収縮剤)常用危険!


ここからは登山(外出)の際の対策について。

・鼻バリア(鼻ワセリン)

これは効果的で、とても簡単です。

綿棒でワセリンを少しすくい、薄く鼻の穴に塗ります。

出掛ける前に塗ってそれだけです。

塗り忘れて外出した時のショックはでかいです。

それくらい効果があります。

ワセリン


・目元バリア(目元ワセリン)

鼻バリアの目元バージョンです。

ワセリンを薄く目元に塗ります。

化粧していると難しいですね。

私は無意識に良く目を擦ってしまうのですが、ワセリンが塗ってあることで触ったときに気がつきます。

擦る刺激を与えずに目元の腫れも防ぐことが出来て一石二鳥です。

良く目を触ってしまう人におすすめです。


・帽子

髪の毛には沢山の花粉がつきます。

防ぐ為に帽子は被りましょう。

顔の日焼け対策にもなりますので、花粉の症状も抑えることができます。


・サングラス(メガネ)

普通のメガネでも花粉対策になります。

約40%防ぐ事が出来るそうです。

目を物理的に防ぐ事が出来るので、手で目を擦ることも防げます。


・マスク

登山中でも息苦しくない程度でマスクの装着を心がけましょう。

途中、息苦しくなったら無理をしないでマスクを外して下さい。

手ぬぐいなどでも無いよりは効果は得られますので工夫してみると良いかと思います。


・早朝登山

花粉は気温が高くなる正午に向けて飛散量が増えます。

早朝にのぼりはじめ、日が高くなる前に早めに切り上げると良いです。


・トイレ前に手洗い

花粉症が酷い方は、手に着いた花粉が陰部に付着すると痒みが出る事があります。

トイレに行く前に手洗いかウェットシートなどで手に着いた花粉を取り除くとよいです。

痒みが気になってしまい登山中に足元がおぼつかなくなることを防げます。

また、野外での陰部露出は、直接花粉が付着してしまいますので、登山前に済まして置くことが良いでしょう。


・登山後に着替え、手洗いうがい、洗顔

登山後は速やかに花粉を落としましょう。

手洗いうがい、可能であれば洗顔まで。

着替えも合わせて出来るとかなり症状が抑えられます。

上着を変えるだけでも効果的ですのでおすすめ。


・睡眠とお酒

睡眠不足と前日の飲酒は、明らかに次の日の症状が悪化します。

睡眠不足と飲酒はダブルパンチになりがちです。

花粉シーズンは歓送会も多いです。

うまく付き合って症状が酷くならないように注意しましょう。





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